武蔵野市採用試験の難易度や倍率はどれくらい?:公務員試験

将来の選択肢の一つとして近年公務員は人気を集めています。

そして、就職先は都内が良いなと思っているそこのあなた!都庁や特別区以外にも選択肢がありますよ。それは「市役所」です。

その市役所の中でも一際人気を集めているのが"武蔵野市"です。

武蔵野市はSUUMOの住みたい街ランキングでNo.1を何度も獲得している「吉祥寺」がある自治体です。中央線でいうと、武蔵境〜吉祥寺がエリア内に入っています。そのため都心へのアクセスが良い上におしゃれであることから人気の自治体なのです。

そんな武蔵野市役所はどのくらい入るのが難しいのでしょうか。

平成26年度実施

1次受験者1,727名→最終合格者18名(95倍)

平成27年度実施

1次受験者1,501名→最終合格者24名(67倍)

と、とても倍率が高いことが分かります。

年度によりバラツキがありますが、50倍を超える年が殆どです。 

ちなみに都庁は例年6倍程度ですし、他の都内市役所も高くて約20倍ですので、それに比べると武蔵野市に最終合格するのは非常に大変だと言えます。

(過去の採用実績はhttp://www.city.musashino.lg.jp/shisei_joho/jinji_saiyo/kako_saiyoshiken/index.html

から見ることができます)

なぜこれほどまでに武蔵野市は人気なのか。それは前述の通り、アクセスの良さや魅力のある街であることも要因の一つです。

その他にもいくつか考えられます。

・財政が豊かで安定している

→全国の1000を超える自治体の中でもベスト10に入るくらい財政力指数は高いです。夕張市財政破綻をしたのは記憶にあるかと思いますが、長く働く上で財政の安定した自治体を選ぶのは大切なことだと思います。

・独自のユニークな施策が多い

→今や色んな自治体で導入されている「コミュニティバス」の発祥地はここ武蔵野市です

・試験日程が独自日程である

→他の自治体との併願もしやすいです

こうした様々な要因から武蔵野市は毎年受験生から大人気の自治体なのです。

ではどのような対策をすればいいでしょうか?様々なデータを基にアドバイスを載せます。

まず、1次試験の教養試験は倍率約3倍です。また問題も易しいです。そのため、知能・知識分野ともに基礎を固めれば対応することができます。その分ボーダーラインも高いため、1問を落とすことが命取りになり得ます。

2次以降は集団面接、集団討論、個別面接、理事者面接と様々なタイプの試験で人物を見ています。

集団面接は例年1グループあたり短時間で行われるため、簡潔に自分の意見をまとめることが重要となります。

集団討論は周りとの協調性を見られています。

個人面接では申し込み時に提出したエントリーシートを基に面接が実施されます。武蔵野市の施策マスターになる必要はなく、その人個人に焦点が当てられて質問をされるようです。もちろん市の取り組みも知っておく必要はあります。

最終試験は市長等も参加して行われます。なぜ武蔵野市なのか?を説得力を持たせて伝えられるよう準備をしておきましょう。

また、武蔵野市は例年意表をつくテーマの論文試験を実施しています。(実施タイミングは年度により異なってきています)

例えば「箱について書きなさい」などユニークな課題が多いです。

そのため、発想力を問われているように思います。小論文の書き方は事前に学んだ方がいいかもしれません。

受験生のみなさんは是非夢を叶えるために頑張ってくださいね。